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【激動・朝鮮半島】南北融和の中でも韓国国防予算案が8・2%大幅増 文政権「力を通じた平和」追求

韓国の文在寅大統領=7月12日、シンガポール(ロイター)
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 【ソウル=桜井紀雄】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は28日、今年度に比べ、9・7%増となる470兆5000億ウォン(約47兆2000億円)の来年度(2019年1~12月)予算案を閣議決定した。このうち、国防予算には46兆7000億ウォンを充て、今年度比8・2%増と08年度以来の高い伸び率となった。近く国会に提出し、審議する。

 国防予算は10~17年度の平均増加率4・4%と比べ2倍近い大幅な伸び。特に「3軸体系」と呼ぶ北朝鮮の核や大量破壊兵器に対応するための防衛システムの構築に5兆785億ウォンを割いた。最新鋭ステルス戦闘機F35Aの追加配備や「玄武(ヒョンム)」系弾道ミサイルの開発に投じる。

 文政権が北朝鮮との融和策を進める中、当初、3軸体系予算の縮小を予想する見方が強かった。国防省は「厳しい安全保障環境の中、対話による朝鮮半島の非核化と平和定着を達成するのに『力を通じた平和』を追求するのが文政権の安保戦略の基調だ」と説明した。北朝鮮が反発する可能性もある。

 一方で、4月の南北首脳会談で合意した協力事業を推進するための南北協力基金として14・3%増の1兆1004億ウォンを計上した。北朝鮮との鉄道や道路の連結など南北経済協力事業に5044億ウォンを充てたが、国際社会による対北制裁が続く中、本格的な事業開始のめどは立っていない。

 文大統領が最重要課題に掲げる雇用関連予算には、今年度より22%増やし、23兆5000億ウォンを投じる。

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