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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】米朝関係は凍結状態 注目の「9・9」習近平主席訪朝はあるのか

対北朝鮮交渉で正念場を迎えるトランプ米大統領(AP)
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 ポンペオ米国務長官の訪朝中止で、トランプ大統領は対北圧力に全く協力しない中国も強く非難した。中国は1300㌔に及ぶ国境地帯で次々に制裁を緩和しており、北朝鮮は最近、潤っている。巨大な後ろ盾を得た北朝鮮に譲歩の気配はない。では、中国の習近平国家主席は北朝鮮の非核化問題を、貿易摩擦が激化する対米カードに使うつもりなのか。米朝関係の局面変化により、9月9日の北朝鮮建国70周年に習氏が初訪朝するかが次の焦点となってきた。

「次の訪朝は中国との貿易問題が解決後」?

 今年、3度にわたって首脳会談が行われた中朝関係は蜜月状態だ。中朝貿易関係者によると、今年2月まで中朝国境の橋で中国側から北朝鮮に向かうトラックは往時の5分の1に減っていたが、最近は回復した。

 特に目立つのは中国からの観光客の増加で、先月までは「中国から平壌に行く鉄道の切符は全く取れなかった」(同)という。現在は9月の建国70周年行事準備で観光客の入国が制限されているが、先月まで北朝鮮の景勝地や平壌は中国・丹東からの団体ツアーの中国人観光客で混雑していたという。

 中国政府は国連制裁のため昨年11月から北朝鮮旅行を禁止した。北京|平壌の空路も一時中止されたが、5月の中朝首脳会談後に再開、「一日1000人から2000人が平壌に入る」(韓国紙)。昨年、閉鎖された中朝国境の北朝鮮系レストランも最近は再開している。また、中国、ロシアから入ってくる原油で北朝鮮国内のガソリン価格が下落したとされる。

 往来や観光客、ガソリン価格などは目にみえる範囲だが、中朝は合弁企業も多いため中国が本気で北朝鮮を援助しようとすれば、金融機関の仮名口座を利用するなどさまざまなことが可能だ。

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