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【激動・朝鮮半島】米朝「曖昧合意」のツケが表面化 事前協議難航でポンペオ氏訪朝中止

閣議をするドナルド・トランプ米大統領(右)とそれを見るマイク・ポンペオ国務長官=7月18日、米ワシントンのホワイトハウス(ロイター)
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 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領が24日、ポンペオ国務長官による北朝鮮訪問を急遽(きゅうきょ)中止させたのは、非核化措置の具体化を求める米国と、制裁緩和など見返りの先行実施を要求する北朝鮮との立場の隔たりが一層鮮明になったためだ。6月12日の米朝首脳会談で、トランプ氏が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と「非核化」の定義や道筋について厳密に確認せず、拙速に非核化プロセスを進めようとした代償がついに表面化してきたといえる。

 関係筋によると、トランプ政権は今回の訪朝に際し、北朝鮮に保有核戦力の実態開示など、非核化に向けた具体的措置を要求する構えだった。しかし、北朝鮮はその前提として、朝鮮戦争(1950~53年)の終戦宣言を行うべきだとして譲らず、米朝の事前協議は難航していた。

 国務省としては、たとえ成果が少なくても、今回の訪朝を通じて「対話を積み重ねる」(ナウアート報道官)ことで交渉の機運を維持する狙いもあった。

 しかし、ポンペオ氏による先月の訪朝に続き、今回も金氏と会談できる見通しが立たず、「交渉停滞」の批判がこれ以上強まるのを回避したいトランプ氏としては中止を決断せざるを得なかったとみられる。

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