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【激動・朝鮮半島】韓国国防白書から「北は敵」の表現消える? 対話受け文在寅政権が検討 「時期尚早」との批判も

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【激動・朝鮮半島】
韓国国防白書から「北は敵」の表現消える? 対話受け文在寅政権が検討 「時期尚早」との批判も

南北離散家族の再会で、親族を見つけて手を振る北朝鮮の国民=22日、北朝鮮の金剛山(ロイター) 南北離散家族の再会で、親族を見つけて手を振る北朝鮮の国民=22日、北朝鮮の金剛山(ロイター)

 16年版では、北朝鮮の核やミサイルなど大量破壊兵器、サイバー攻撃、テロといった脅威が続く限り、「敵」だと規定しており、北朝鮮が核実験やミサイル発射を中止していることで、脅威のレベルが低下したとの認識も見直しの背景にあるとされる。

 国防白書で北朝鮮を位置付ける表現は、情勢と政権の立場を反映して変遷してきた。1994年の南北協議で「ソウルが火の海になる」と北朝鮮が威嚇した発言を受け、金泳三(キム・ヨンサム)政権下の95年版から「主敵」という記述が登場した。だが、2000年に初の南北首脳会談を行うなど対北融和策を進めた金大中(キム・デジュン)政権以降、この文言が議論を呼び、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権や李政権初期の04~08年版では「軍事脅威」や「深刻な脅威」に変更された。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は昨年の大統領選の討論会で、北朝鮮を「主敵」とみなすかを問われ、明言を避けた経緯がある。今回の動きについて米朝協議が停滞し、北朝鮮の核・ミサイルの脅威が依然、存在する中、「北への誤ったメッセージになる」と憂慮する声もある。

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