産経ニュース

【英EU離脱】英EU離脱交渉は「最終段階」 合意は目標の10月からずれ込みも

ニュース 国際

記事詳細

更新

【英EU離脱】
英EU離脱交渉は「最終段階」 合意は目標の10月からずれ込みも

交渉会合後に記者会見するEUのバルニエ首席交渉官(右)と英国のラーブEU離脱担当相=21日、ブリュッセル(ロイター) 交渉会合後に記者会見するEUのバルニエ首席交渉官(右)と英国のラーブEU離脱担当相=21日、ブリュッセル(ロイター)

 【ベルリン=宮下日出男】英国の欧州連合(EU)離脱に向けた首席交渉官会合が21日、ブリュッセルで開かれた。双方は交渉が「最終段階」に入りつつあるとし、一段と交渉を加速させることで一致した。一方、EU側は離脱協定などの合意が目標の10月からずれ込む可能性を示唆した。

 EUのバルニエ首席交渉官は会合後の共同記者会見で、これまで間隔を置いて開かれた交渉を「継続的に行う」と述べた。英国のラーブ離脱担当相は「未解決の問題を政治レベルで解決する」と述べ、バルニエ氏との会合をさらに来週も行う考えを明らかにした。

 英国は来年3月末にEUを離脱する方向だが、その条件を定めた離脱協定を結べなければ経済の混乱は必至。双方は批准手続きの時間を確保するため、10月までの合意を目指す。だが、アイルランドとの国境問題や離脱後の双方の経済関係のあり方などをめぐり、交渉はなお難航している。

 バルニエ氏は「10月とか11月初めとはいわないが、それ以上あまり遅れることはできない」と離脱協定の合意がずれ込む可能性に言及。一方、ラーブ氏は「われわれに野心があれば、10月までの合意は可能だと信じている」と述べた。

 ロイター通信によると、EU内では双方が目標としている10月18日のEU首脳会議での決着は困難で、11月に臨時の首脳会議を開くことになるとの観測も出ていると伝えた。

「ニュース」のランキング