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強権与党が下院議席独占 カンボジア、独裁状態に

カンボジア・カンダル州の投票所で、二重投票防止用のインクを付けた指を見せるフン・セン首相(右)=7月29日(共同)
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 カンボジアの選挙管理委員会は15日、先月実施された下院選の結果を発表した。フン・セン政権の強権で最大野党カンボジア救国党が解党に追い込まれたため与党カンボジア人民党が圧勝、125の全議席を獲得した。ロイター通信が伝えた。日本も関与したカンボジアの民主化は大きく後退、国際社会から独裁的との批判が高まりそうだ。

 下院選は25選挙区の比例代表制で争われた。20党が参加したが、与党以外は小政党ばかりだった。与党は選挙の正当性を高めようと投票率を上げることに力を注ぎ、今月11日発表の暫定集計結果では、投票率は69・61%だった前回2013年を上回る83・02%。有効票に対する与党得票率は8割に迫った。

 フン・セン氏は1985年から首相を続ける。選挙結果を受け9月初めに新内閣を発足させる意向だ。河野太郎外相は8月4日、カンボジア外相とシンガポールで会談した際、今回の下院選の在り方に懸念を伝達。「無効票が多く出るなど残念な結果になった」と表明していた。

 カンボジアは二院制で上院もあるが、上院にほとんど実権はない。今年2月の上院選では与党が選挙で選ばれる全議席を獲得した。(共同)

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