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イタリアで相次ぐ高架橋崩落 5年間で6度目、緊縮財政も影響? 道路投資、10年で3分の1に

 14日、イタリア北部ジェノバで崩落した高速道路の高架橋(ロイター)
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 イタリアのジェノバで起きた高架橋事故では、強度計算のミスという構造上の欠陥が原因だという見方が強まっている。伊紙コリエレ・デラ・セラによると、国内の高架橋崩落事故は5年間で6度目。緊縮策で、インフラ予算が大幅に削減されたことも背景にある。

 14日、サルビーニ内相は「責任者に代償を支払わせる」と述べ、人災の可能性を視野に調査すべきだと主張。ジェノバ当局の元建築責任者は同日、「長年の振動によるセメント劣化が、十分に計算されていなかった」とラジオで発言した。

 この高架橋をめぐっては2016年、ジェノバ大学の工学教授が「補修を続けるより、建て直しをすべきだ」と地元メディアで主張。だが、再建計画は実現せず、高架橋は断続的に補修工事が続いていた。

 イタリアでは08年の金融危機後、道路への投資額が激減し、経済協力開発機構(OECD)統計によると、10年は34億ユーロで06年の約3分の1にとどまった。近年は高架橋崩落が相次ぎ、昨年3月には中部アンコーナで走行中の車が下敷きになって2人が死亡。16年10月にはミラノ北郊で1人が死亡した。(パリ 三井美奈)

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