PR

ニュース 国際

【英EU離脱】英、協定なくEU離脱も 交渉再開、正念場 合意目標まで2カ月

Messenger

 【ベルリン=宮下日出男】英国の欧州連合(EU)離脱交渉が16日再開する。英側は膠着(こうちゃく)打開に向けて離脱後の「モノの自由貿易圏」創設などを提案したが、EU側は難色を示す。離脱協定の合意目標の期限まで約2カ月。協定がないまま「無秩序な離脱」となる懸念も高まり、交渉は正念場に差し掛かってきた。

 英国が離脱するのは2019年3月。双方は批准手続きの時間確保のため、10月までに離脱条件を定めた離脱協定と将来的な関係の大枠を示す政治宣言の合意を目指している。16、17日は実務者の交渉が行われ、10月18日のEU首脳会議には決着させたい考えだ。

 「モノの自由貿易圏」構想は7月、英側が将来の関係を示す「白書」で提案した。離脱協定の交渉では英領北アイルランドとアイルランド間の自由往来をどう維持するかが最大の難点。英側は英・EU間の円滑な物流を保つことで解決し、製造業のサプライチェーン(部品の調達・供給網)への影響も抑える狙いだ。

 具体的には英国は離脱後も製品の規格などでEUと共通のルールを採用。英国経由でEUに向かう製品の関税徴収を英国が代行することで通関手続きも省き、「統合された関税領域」のような状態を目指す。

 だが、EUはモノだけを抽出した構想が「人・モノ・資本・サービス」の自由移動を不可分とする単一市場や関税同盟の一体性を損なうと懸念。関税徴収を委ねることは認められず、実効性に疑問も示す。7月の前回交渉では「懸念に対処する具体的提案」(バルニエ首席交渉官)を求めた。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ