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チャーチル英首相が新兵器で復権もくろむ ソ連の伸張に対抗 

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チャーチル英首相が新兵器で復権もくろむ ソ連の伸張に対抗 

米国による対日原爆投下の作戦文書に記された英国のチャーチル首相の署名(岡部伸撮影) 米国による対日原爆投下の作戦文書に記された英国のチャーチル首相の署名(岡部伸撮影)

 英国のチャーチル首相が日本への原爆使用に最終同意したのは、第二次大戦の緒戦で苦しみ失墜した英国の権威を、開発に関与した史上初の新兵器使用で回復し、戦後、ソ連の勢力拡張に対抗しようと考えていたためだ。容認しなければ広島、長崎の悲劇を防げた可能性が高く、投下に対するチャーチルの前のめり姿勢は議論を呼びそうだ。

 英国立公文書館所蔵ファイル(PREM3/139/9)によると、チャーチルは、1945年7月16日にベルリンから外務省に、原爆完成の暁に日本投下を密約した「ハイドパーク協定」の写しを送るよう要請。同24日、協定の写しを基に原爆使用の是非についてトルーマン米大統領と協議した。

 バーンズ米国務長官の補佐、ウォルター・ブラウンの回顧録によると、原爆投下を躊躇(ちゅうちょ)するトルーマンに、「日本は警告なしに真珠湾を攻撃し、多くの米国の若者を殺した」と警告なしの投下を迫り、トルーマンは決断したという。

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