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【赤の広場で】さらばモスクワ

赤の広場=6月30日(AP)
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 今月末にモスクワを離任することになり、本欄「赤の広場で」にてお目にかかるのは今回が最後である。2006年12月に着任し、日本人記者として歴代最長の連続11年8カ月、モスクワ特派員を務めた。

 この間、ほとんど休むことなく毎日、ロシア・旧ソ連地域のニュースをフォローし、取材し、記事を書き続けた。データベースによれば、東京本社版の朝刊だけで大小の記事約1500本を書いたことになっている。関連媒体を合わせればはるかに多くなる。

 10年前の08年8月8日未明、ロシアと隣国のジョージア(グルジア)が衝突した紛争は鮮烈な取材経験として記憶に残っている。両国間のきな臭さに嫌な予感がし、7日夜はビールも飲まずにずっと起きていた。「開戦」の一報が入るや、夜中の支局に駆けつけて原稿を書き送った。

 14年、ロシアがウクライナ南部クリミア半島を併合し、同国東部に軍事介入した過程も最前線で取材した。ジョージア紛争の頃のロシアは石油価格の高騰で好景気に沸いていたが、ウクライナ介入後は経済低迷と孤立が決定的になった。

 33歳で赴任し、人生の4分の1をかけて、ロシア・プーチン体制の浮き沈みをウオッチしたことになる。長年、応援をいただいた読者の皆さまに深く御礼を申し上げます。(遠藤良介)

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