PR

ニュース 国際

ジンバブエ衝突、英が軍の撤退要求 野党関係者ら拘束情報も

野党、民主変革運動の本部周辺に集まった群衆を追い払うため、発砲する兵士=1日、ジンバブエ・ハラレ(ロイター=共同)
Messenger

 【カイロ=佐藤貴生】ジンバブエ大統領選と議会選をめぐり、同国の首都ハラレで起きた野党支持者と治安部隊の衝突で、死者は2日までに3人となった。鎮圧に乗り出した軍に対し、野党側のほか英国などからも批判が出ている。警察当局は2日、大統領選の有力候補、チャミサ氏(40)が率いる最大野党、民主変革運動(MDC)の本部を封鎖するなど緊張した状態が続いている。

 チャミサ氏は2日、与党を率いるムナンガグワ大統領(75)は、自分が大統領選で負けたことを知っており、そうでなければ開票結果はすぐにでも発表されるはずだと述べた。

 一方、在ジンバブエ英国大使館は「軍の鎮圧は度が過ぎていた」と非難し、大使が政府の閣僚らと面会して軍の首都からの撤退を求めた。

 ロイター通信によると、ハラレ市街では2日朝から軍が警戒に当たり、多くの商店が閉まったまま。商店主らは避難するよう軍に命じられたもようだ。警察がMDC関係者の拘束に乗り出したとの情報もある。

 衝突を招いた一因は選管当局の対応にある。1日には議会(定数210)選で与党が全議席の3分の2を獲得したとする一方、大統領選では開票の途中経過も発表せず、チャミサ氏は「大統領選の虚偽の結果を受け入れさせる心理的な戦略だ」と反発。海外の選挙監視団からは「大統領選の結果発表に時間を要する理由が分からない」などと疑問を示す見方も出た。

 ジンバブエではムガベ体制下で経済が破綻し、若年層を主体に失業率が9割に達するともいわれる。経済立て直しには外国からの投資が不可欠だが、混乱で投資意欲が冷めれば国の再建にも支障が出そうだ。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ