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パキスタンで連立合意 PTIカーン党首を首相指名へ モディ印首相と電話会談「領土、対話で解決」

 イムラン・カーン氏(ゲッティ=共同)
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 【ニューデリー=森浩】パキスタン下院選で第1党となったパキスタン正義運動(PTI)は7月30日夜、少数政党との連立に合意したと発表した。イムラン・カーン党首が首相に就任し、政権交代が実現する。政治経験が乏しいカーン氏だが、インドとの距離感や悪化する経済への対応など難しいかじ取りが要求されることになる。

 選挙管理委員会によると、PTIは小選挙区で116議席を獲得。カーン氏が少数政党と協議を重ねた結果、過半数に必要な少なくとも21議席を確保した。8月中に招集される下院議会で、首相に指名される。

 さっそくカーン氏は7月30日夜、インドのモディ首相と電話で会談。パキスタンメディアによると、カーン氏はカシミール地方の領有権などでの対立は「対話で解決されるべきだ」との考えを伝えた。モディ氏はパキスタンに民主主義が根付くことに期待感を表明した。

 ただ、パキスタン国内で強い影響力を持つ軍は、3度の戦火を交えたインドとの融和を望まない傾向にある。選挙戦では軍がPTIを支援したとされ、カーン氏のいう「対話」が実現するかは不透明だ。

 一方、パキスタンでは貿易赤字が拡大し、外貨準備高は7月20日時点で約90億ドル(約1兆円)と、2016年度末から比べて半減。積み上がった対外債務の返済も課題で、国際通貨基金(IMF)への緊急支援要請が現実味を帯びている。就任早々、経済手腕も問われる事態になりそうだ。

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