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【緯度経度】犯人の機嫌を取る被害者 黒田勝弘・ソウル駐在客員論説委員

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 心理学の用語に「ストックホルム症候群」というのがある。たとえば人質犯罪などで凶悪犯人によって長期間、監禁状態にされた被害者が、犯罪者に同情したり協力し、さらには犯人を擁護したり、犯人によく思われたがる心理状態のことをいう。

 1970年代にスウェーデンの首都ストックホルムで起きた銀行人質強盗事件の際、裁判過程などで犯人に対する被害者心理にそうした現象が見られたことから名付けられた。

 東西を問わず集団的な人質事件などでまま見受けられるが、最近、南北首脳会談や米朝首脳会談の後、北朝鮮に対する韓国の態度について、保守系の民間シンクタンク「アサン政策研究院」の咸在鳳(ハム・ジェボン)院長が「ストックホルム症候群にとらわれた韓国」と自嘲的に指摘していた(23日付、朝鮮日報)。

 韓国では政府を先頭にマスコミや識者など、金正恩(キム・ジョンウン)委員長や北朝鮮に対する好意的な見方(時には称賛)や配慮があふれているが、これがまさにそうだという。

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