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カンボジア総選挙、与党が「全議席獲得」か 強まる独裁に国際社会反発必至

カンボジア政界の構図
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 【シンガポール=吉村英輝】29日に投開票されたカンボジア総選挙で、与党・カンボジア人民党は30日、独自集計の結果、「他党の議席獲得はない」として、下院の全125議席を獲得する見通しをロイター通信などに明らかにした。今年2月に実施した上院選挙でも人民党が改選58議席すべてを獲得している。強権によるフン・セン首相の独裁体制の強まりに、欧米からの反発が強まりそうだ。

 産経新聞が入手した国家選挙管理委員会の途中集計では、人民党は114議席と議席の9割超を獲得し、フンシンペック党が6議席、民主主義同盟党が5議席となっている。選管担当者は、8月5日にも暫定結果を公表するとしている。前回は1・6%だった無効票が、今回は8%以上に増加しているとみられ、これらの精査も急ぐ。

 一方、人民党は29日付の声明で、選管公表の投票率が82・17%以上と高く、52カ国の組織から監視人を迎えて実施されたとして選挙の正当性を強調し、「投票活動で複数政党議会制度が維持された」とした。

 これに、最大野党として、前回総選挙や昨年の地方選で人民党に肉薄しながら、解党処分に追い込まれた、カンボジア救国党の副党首だったムー・ソクフア氏は30日、ジャカルタで記者会見し、「29日はカンボジアの民主主義が死んだ日だ」と述べ、人民党以外の主要政党抜きで強行された選挙だとして、結果を受け入れないよう国際社会に訴えた。

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