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【中東見聞録】次のガザ戦争は近い? 「燃える凧」作戦で危機煽ったハマス、イスラエルはやられたらやり返す

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 「燃焼凧・風船」作戦に関しても、限定的ながら、たびたび関係するハマス拠点などを攻撃。7月9日には、イスラエルからガザへの物資搬入をさらに制限するなどの報復措置も講じている。1日の電気供給が数時間しかないなど、すでに困窮を極めているガザの生活がいっそう苦しさを増すのは目に見えていた。

 にもかかわらず、ハマスはなぜこのような挑発行動を繰り返すのか。

 まずは、存在感の誇示だ。正式名称を「イスラム抵抗運動」というハマスは、目に見える抵抗の成果を示し、求心力を保たなくてはならない。その上で、世界の耳目を集め、国際社会の反イスラエル世論を喚起することも狙う。

 一連のデモでは、家族に連れられて行進に参加した乳幼児が催涙ガスを吸い込んで死亡するなどのケースもあり、非武装の住民に対するイスラエル軍の武力行使の例として広く報道された。ハマスにとって、こうした「痛ましいニュース」は、同国の不当性を訴える“武器”である。「燃焼凧・風船」を飛ばす活動家が殺害されるなどすれば、やはり圧倒的な武力差で虐げられる「被害者」だと訴える材料となる。

若者の閉塞感を利用

 ガザは人口に占める若年層の割合が非常に大きく、若年失業率が極めて高い。封鎖状態にあるガザの外に出ることもできない。そこに今回のようなデモが計画されると、強い閉塞感を抱えた若者たちが発散の場を求めて集まるのだが、結局はイスラエル側に蹴散らされ、死傷者が増えていく。ハマスは、住民の命を闘争に利用しているといえる。

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