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【激動・朝鮮半島】安保理で「米VS中露」激化 ポンペオ氏、理事国大使らと会合

ポンペオ米国務長官
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 【ニューヨーク=上塚真由】ポンペオ米国務長官は20日午前、北朝鮮情勢をめぐり、国連安全保障理事会の理事国の大使らと米ニューヨークで会合を開いた。会合には理事国でない日本の別所浩郎国連大使、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相も参加。米朝首脳会談などを受けて、中露は北朝鮮への制裁緩和に向けた外交攻勢を活発化させており、ポンペオ氏は北朝鮮が完全な非核化を実現させるまでは制裁を維持する方針を改めて示し、引き締めをはかりたい考えだ。

 ポンペオ氏は会合で、シンガポールで行われた米朝首脳会談の結果を説明するとともに、北朝鮮の完全な非核化には、安保理の制裁決議の徹底履行が必要と訴え、理事国に理解を求めたとみられる。

 安保理では、対北制裁をめぐり米国と中露の駆け引きが激しくなっている。米国は11日付で、北朝鮮が1~5月に洋上で別の船から石油などを移し替える「瀬取り」の手法で、石油精製品を少なくとも89回密輸したとする報告書を、安保理の北朝鮮制裁委員会に提出。北朝鮮への輸出停止を全加盟国に通知するよう求めたが、中露は19日、制裁逃れの詳しい情報を示すべきだと異議を唱えた。中露が手続きの停止を求めたため、結論は最長で9カ月先送りが可能となり、事実上、米国の提案は阻止された形となった。

 北朝鮮の非核化協議が進展しない中、制裁を緩めず、履行を徹底していく米国の姿勢に対し、北朝鮮問題で主導権を狙う中露は歩調を合わせて対抗する構えを隠さない。中露は6月28日に、北朝鮮への制裁緩和を検討するよう求める報道声明案を配布。米国が「時期尚早」との理由で即座に反対し発表を阻止したが、今後も、中露が結束して安保理内で制裁緩和に向けた動きを模索することが予想される。

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