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イエメン難民の大挙流入に戸惑う韓国・済州島 人道危機にも受け入れ拒否感強く

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 韓国南部の済州島(チェジュド)に今年、内戦が続くイエメンを逃れ約560人の人々が自由と平和を求めてやってきた。30日以内の滞在なら同島では査証不要(ノービザ)という制度を利用したもので、ほぼ全員が韓国政府による難民認定を切望している。だが、韓国ではイエメン人受け入れへの拒否感は強い。韓国政府はイエメン人へのノービザを急遽(きゅうきょ)、廃止し新たな流入を食い止めたが、問題はくすぶり続けている。(済州島 名村隆寛)

「帰れない…」

 済州市内のバスターミナル近くで話し込んでいたイエメン人男性4人が取材に応じてくれた。サレム・アブダールさん(30)は昨年イエメンを脱出。ソマリア、スーダン、エジプト、マレーシアを経て、今年5月初旬、済州島にたどり着いた。「軍の包囲を越えないと脱出できなかった。イエメンでは10代のいとこが殺された」という。

 「6カ月は済州島にいられます」とアブダールさんは先月発給された外国人登録証を見せてくれた。筆者も持っているものだが、在留資格の項目には「その他」と記されていた。

 「済州島の人々は親切だけど、僕らは歓迎されていない」。5月中旬に来たクセム・ムアイヤドさん(30)は、この2カ月間で自分たちを取り巻く現実を痛感した。一方で「イエメンではコレラが大発生して久しいが、薬もない。帰ろうにも帰れない」とため息をついた。

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