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【ロシアW杯】祝賀一色のフランス 地下鉄駅名も監督称え「デシャンゼリゼ」に テロ・移民問題乗り越え「国民結集の場」に

 サッカーW杯ロシア大会で優勝し、パリのシャンゼリゼ通りで凱旋パレードするフランス代表=16日(ロイター)
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 【パリ=三井美奈】サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で優勝したフランス代表が16日に帰国し、国内は祝賀ムード一色になった。フランスが相次ぐイスラム過激派テロや移民流入に揺れる中、W杯は「分裂した国が再結集する機会」(仏紙フィガロ)になった。

 代表チームは16日、パリのシャンゼリゼ通りで凱旋パレードに臨み、数十万人が三色旗を振って歓声を送った。祝勝会はエリゼ宮(大統領官邸)庭園で行われ、国内のサッカー・クラブに所属する子供たちを中心に約3千人が招かれた。マクロン大統領は代表チームに「勝利をありがとう。どうか忘れないで下さい。みなさんを育てたクラブや両親のことを。これぞフランスです」と訴えた。

 フランス代表は1998年の初優勝の際、白人、アフリカ系、アラブ系から成るチームの「出自を超えた結束」がたたえられた。

 今大会では白人のグリーズマン選手や、父がカメルーン出身の移民2世エムバペ選手らが活躍したが、肌の色の違いはほとんど注目されなかった。モロッコ系移民2世のマジュビ・デジタル担当副大臣は16日、ラジオのインタビューで「もう98年ではない。ただ、チームの連帯を祝福すればよい」と述べ、移民社会フランスの統合が進んでいることを強調した。

 フランスでは2015年以降、相次ぐテロで計200人以上が死亡。シャンゼリゼ通りでは昨年、警官1人が過激派に射殺されたが、今年は大規模テロは起きていない。失業率は約5年ぶりに10%を切り、経済は回復基調にある。W杯優勝は、国内の楽観ムードを大いに高めた。

 16日、同通りにあるパリ地下鉄の「シャンゼリゼ・クレマンソー」駅はデシャン監督をたたえて「デシャンゼリゼ・クレマンソー」駅に書き換えられた。

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