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混迷のパキスタン 総選挙目前 軍と対立のシャリフ元首相拘束、テロも続発

シャリフ元首相の支持者を鎮圧する警察=13日、パキスタン・ラホール(AP)
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 【ニューデリー=森浩】25日に総選挙・州議会選挙を控え、パキスタンの政治情勢が混迷の度を深めている。有罪判決を受けたシャリフ元首相が帰国して身柄を拘束され、与野党が競り合う選挙戦は激化する見通しだ。一方で候補者や政治集会を狙うテロも相次ぎ、13日だけで130人以上が死亡。治安の不安定化も顕著だ。

 シャリフ氏は13日夜、滞在先の英国から東部ラホールの空港に帰国し、身柄を拘束された。選挙の約2週間前というタイミングもあり、ラホールにはシャリフ氏の支持者が詰めかけ、拘束に抗議するデモを展開。治安部隊と衝突となり、140人以上が逮捕された。

 シャリフ氏は、英国に高級不動産を隠し持っていたとして6日、禁錮10年の判決を受けた。判決を「司法による陰謀だ」と批判し、選挙直前での有罪判決には、大きな政治的影響力を持ちシャリフ氏と反目する軍部の「政治的意図を感じる」とも反発した。

 総選挙前の世論調査では、自身が率いた与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)の苦戦が伝えられており、帰国して毅然(きぜん)と正当性を主張することで支持を掘り起こしたい思惑もあるようだ。ただ、奏功するかは不明で、ロイター通信は「いちかばちかのギャンブル」とも表現している。

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