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「史上最悪の水危機」 インドで6億人が水不足に直面、毎年20万人が汚染で死亡

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「史上最悪の水危機」 インドで6億人が水不足に直面、毎年20万人が汚染で死亡

インド北部ウッタルプラデシュ州ハープル近郊を流れるガンジス川。自宅にトイレが設置されても河川敷で用を足す人は絶えず汚染は拡大する(森浩撮影) インド北部ウッタルプラデシュ州ハープル近郊を流れるガンジス川。自宅にトイレが設置されても河川敷で用を足す人は絶えず汚染は拡大する(森浩撮影)

 【ニューデリー=森浩】約13億の人口を抱えるインドで、現在6億人が水不足に直面し、清潔な水を確保できないため毎年20万人が死亡しているとの報告書が13日までにまとまった。「史上最悪の水危機」とも表現。2050年に人口16億人(国連まとめ)を超える見通しの中、抜本的な対策を急ぐよう求めている。

 政府の政策策定機関「インド行政委員会」の報告書によると、ニューデリーなど21都市で20年までに地下水が枯渇する恐れがある上、30年までに人口増加などにより水の需要は利用可能な供給量の倍になるという。

 インド西部では16年夏に深刻な水不足に見舞われ、西部マハラシュトラ州で農作物が壊滅的被害を受けた。収入減に悩んだ農民ら3千人以上が自殺したケースもある。報告書では水不足が深刻化すれば、国内総生産(GDP)を6%押し下げるとも予測した。

 深刻なのは汚染だ。報告書が引用した別の水質調査では、世界122カ国中、インドの順位は120番目だった。インドの水の約70%が汚染されており、下水整備が進んでいないことから、廃水の3分の2が下水処理場ではなく、池や地下水などに直接流入し、汚染が拡大しているという。

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