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中国で拘束の日本人男性に懲役5年 2015年に中朝国境で拘束

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中国で拘束の日本人男性に懲役5年 2015年に中朝国境で拘束

 【北京=西見由章】中国遼寧(りょうねい)省の丹東(たんとう)市中級人民法院(地裁)は13日、2015年5月に同市で中国当局に拘束された神奈川県の男性(57)について、刑法のスパイ罪などで懲役5年の実刑判決を言い渡した。日本政府関係者が明らかにした。

 2015年以降、スパイ活動に関与したなどとして日本人の男女12人が相次いで拘束され8人が起訴された問題で、判決が出たのは10日に懲役12年の実刑判決を受けた愛知県の男性(54)に続いて2人目。

 神奈川県の男性は日本人の母を持つ元脱北者で、北朝鮮と国境を接する丹東周辺で脱北者の支援活動などにあたっていたとされる。

 丹東では2014年、カフェ経営者のカナダ人男性が中国当局に拘束され、国家機密を盗んだなどとしてスパイ罪に問われ16年9月に有罪判決を受けたものの、その直後に本国に送還されたケースがある。カナダ政府首脳が中国当局に対して釈放を強く働きかけた結果だった。

 日本政府も拘束された日本人の早期解放を求めていたが、実刑判決が2人相次いだことで、日本側の主張を“黙殺”する中国側の姿勢が鮮明となった。

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