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トランプ米大統領の制御役になれるか NATOの「頼みの綱」はマティス国防長官

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トランプ米大統領の制御役になれるか NATOの「頼みの綱」はマティス国防長官

11日、ブリュッセルで開催されたNATO首脳会議の会場に到着したマティス米国防長官(左から2人目)ら(AP) 11日、ブリュッセルで開催されたNATO首脳会議の会場に到着したマティス米国防長官(左から2人目)ら(AP)

 【ワシントン=黒瀬悦成】11日開幕の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で加盟各国は、トランプ米大統領に同行するマティス国防長官を「同盟結束の頼みの綱」として期待をかけている。退役海兵隊大将でNATO変革連合軍最高司令官も務めたマティス氏は、第二次大戦後の欧州の安全保障体制の柱であるNATOの重要性を熟知しているだけに、同氏がトランプ氏の「制御役」となれるかは今回の会議の大きな注目点となりそうだ。

 米政府高官は今回の会議の最大の目的を「ロシアなどの脅威をにらんだ抑止力強化と、同盟の結束の再確認だ」と強調。トランプ氏から「NATO軽視」発言が飛び出すことに戦々恐々とする加盟国首脳とは裏腹に、国防当局者間ではマティス氏を中心とする「同盟強化」への取り組みが着実に進められている。

 トランプ氏が加盟各国に要求する、軍事費の国内総生産(GDP)比2%以上への引き上げも、ロシアや中国、国際テロ組織からの脅威の増加を勘案すれば妥当な主張だ。同氏の意を受けたマティス氏が各国に引き上げを要請したのに対しては、軍事費引き上げを喫緊の懸案とみていた各国の安全保障当局者はむしろ歓迎の意を示している。

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