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トランプ米大統領の制御役になれるか NATOの「頼みの綱」はマティス国防長官

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トランプ米大統領の制御役になれるか NATOの「頼みの綱」はマティス国防長官

11日、ブリュッセルで開催されたNATO首脳会議の会場に到着したマティス米国防長官(左から2人目)ら(AP) 11日、ブリュッセルで開催されたNATO首脳会議の会場に到着したマティス米国防長官(左から2人目)ら(AP)

 マティス氏はまた、NATOがロシアをにらんで「陸軍30個大隊、30個戦闘機部隊、艦船30隻を有事発生から30日以内に展開できる態勢を構築する」という「30×4構想」の推進役を務めた。

 さらに、ロシアのクリミア併合(2014年)を受けて米国がNATOの抑止・防衛態勢強化に向けて要員や装備の整備を進めるため創設した「欧州抑止イニシアチブ」の予算に関し、マティス氏の指示の下、19会計年度(18年10月~19年9月)はオバマ前政権下の17会計年度の倍額に近い約65億ドル(約7224億円)を要求している。

 安全保障専門家の間では、マティス氏は会議でトランプ氏に「NATOの結束」を演出するよう働きかけるとみられている。

 問題は、外交分野での自信を深めつつあるトランプ氏が、マティス氏に信頼を置きつつも助言には耳を貸さなくなっているとの見方が浮上していることだ。

 一部の米メディアは「マティス氏が政権内で孤立しつつある」とも報道。これらが事実であれば、今回の会議にも悪影響を及ぼす懸念はぬぐえない。

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