PR

ニュース 国際

インドの深まる苦悩 対米ではイラン原油禁輸で顔立てたい、対イランでは港開発など関係断絶避けたい…

 
Messenger

 【ニューデリー=森浩】米国が各国に求めているイラン産原油輸入の完全停止をめぐり、インドが対応に苦慮している。イランは大口の原油輸入元というだけでなく、中国への対抗や中央アジアへの交易路という戦略的な意味で重要なパートナーであるためだ。米国の顔を立てつつ、イランとの関係断絶は避けたい-。そんな思考が随所で働く。

 「利害関係者と協議し、必要な措置を講じる」

 インド外務省報道官は5日の記者会見で、イラン原油輸入差し止めについてこうコメントした。外交筋は「インドの苦悩が透けてみえる。さまざまなシナリオを水面下で協議しているところだろう」と話す。

 世界3位の原油輸入国インドは、2017年4月~今年1月の間にイランから原油1840万トンを輸入。原油輸入量の約1割を占め、イランはイラク、サウジアラビアに次ぐ第3位の大口取引先だ。イランにとってもインドは中国に続く第2位の輸出先である。

 貿易だけではなく、戦略的パートナーとしての重要性もイランのチャバハル港開発を通じて増している。パキスタンのグワダル港経由でインド洋に進出する中国への牽制や、地下資源が豊富な中央アジアにつながる交易路確保のため、イランとの連携は不可欠だ。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ