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【特派員発】ハイパーインフレで紙幣不足、キャッシュレス社会呼ぶ? ベネズエラ・住井亨介

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 独裁傾向を強める反米左派、マドゥロ大統領の下で、月間インフレ率が50%超に上るハイパーインフレーションが続く南米ベネズエラ。市中に出回る紙幣が少なく、人々が日々の現金支払いに支障をきたす中、世界的に拡大するスマートフォンの決済アプリが急速に利用者を増やしている。クレジット、デビットカードよりも簡単な操作で利用できるアプリのビジネスは、混乱した同国経済の「陰の勝ち組」ともいえ、先進国に先駆けて「キャッシュレス社会」をもたらす可能性を秘めている。

 「携帯アプリのビッポを使い始めて1カ月だが、使いやすい。現金がない状況で本当に役立っている」

 首都カラカス市内にあるショッピングセンターの駐車場で、ビッポを使って支払いをしていたフレディ・デ・ソーサさん(32)はこう話した。

 市内の市場で野菜などを売る店を構えるバージニア・ヘルナンデスさん(34)は、「ビッポの利用者は最近増え続けている。クレジットカードは支払いシステムが駄目だから」と説明する。店にはビッポでの支払いができることを示す表示があり、クレジットカードや現金での支払いをする客はほとんどいないという。

 インフラが老朽化し、通信事情が悪化しているベネズエラでは銀行間などでの決済システムに不具合が起きることがたびたびあり、クレジットカードでの支払いにも障害が出るのだ。

 確認埋蔵量が世界第1位の原油など豊富な地下資源に恵まれたベネズエラは、かつては中南米有数の豊かさを誇っていた。だが、その経済は「破綻寸前」とささやかれて久しい。

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