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【矢板明夫の中国点描】北の“属国”化に成功した中国

 現在の習氏の政権スローガンは、「中華民族の偉大なる復興の実現」であるため、周辺国に朝貢させる、かつての強権中国に戻ることが目標ではないかと指摘する声がある。

 習氏が2017年4月に訪米した際、トランプ氏に対し「朝鮮半島は実は中国の一部だった」と説明していたことが報じられた。韓国側が「歴史の歪曲(わいきょく)」と猛反発したが、北朝鮮から特に大きな反応はなかった。金正恩氏の心の中では、既に中国の「冊封体制」を受け入れているのかもしれない。

 米朝首脳会談後、米国は韓国との共同軍事演習の中止を発表した。在韓米軍の縮小も報じられている。それに伴い今後、中国の東北部に展開する人民解放軍への牽(けん)制(せい)がなくなり、朝鮮半島に対する中国の影響力はますます高まることも考えられる。東、南シナ海のみならず、日本海沿岸も中国の脅威を感じる日が訪れるかもしれない。(外信部次長)

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