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【激動・朝鮮半島】米朝会談でパワーゲーム号砲 中国、米主導の非核化警戒、マネー武器に南北に影響力

米朝会談を受けた各国の思惑
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 【北京=藤本欣也】中国の習近平政権は14日、ポンペオ米国務長官から米朝首脳会談の報告を受けた。中国が警戒するシナリオは、北朝鮮が米国に取り込まれ、非核化や朝鮮半島の安全保障の新たな枠組み作りが米国主導で進むことだ。今後、“チャイナマネー”をちらつかせて北朝鮮や韓国を引き寄せ、米朝、米韓関係にくさびを打ち込む戦略とみられる。関係各国の駆け引きが加速しそうだ。

 中国は今回の米朝首脳会談について、(1)米、朝、韓国による朝鮮戦争終戦宣言が見送られた(2)米側が米韓合同軍事演習の中止を表明した(3)トランプ米大統領が会談後の会見で在韓米軍の将来的な撤収に言及した-ことを評価しているのは間違いない。いずれも中国の国益に資するからだ。

 ただ懸念材料もある。中国は「米朝指導者が直接対話を行い、相互信頼を醸成すべきだ」(王毅国務委員兼外相)と主張してきたが、実際には、金正恩朝鮮労働党委員長とトランプ氏が仲介役・中国を必要としないぐらい親密な関係になるのは好ましくない。

 さらに、若い金氏が老練なトランプ氏に取り込まれて、米国主導で非核化が進むことも危惧している。

 習政権は今後、(1)北朝鮮の望み通り、国連の対北制裁緩和に向けた環境整備を図る(2)経済支援カードをちらつかせて北朝鮮を中国側に引き寄せる-ことで緊密な中朝関係を維持し、米国を牽制する構えだ。中国が主導する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に「北朝鮮を参加させれば経済再建に役立つ」(中国紙、環球時報英語版)との主張も出始めた。

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