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【北朝鮮拉致】「北で冬 もう越させない」拉致40年、重み感じて 解決への道筋、冷静に

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【北朝鮮拉致】
「北で冬 もう越させない」拉致40年、重み感じて 解決への道筋、冷静に

安倍晋三首相と面会後、記者会見する拉致被害者の家族。記者の質問に答える横田早紀江さん(中央右)=14日午後、東京・永田町の参院議員会館(酒巻俊介撮影) 安倍晋三首相と面会後、記者会見する拉致被害者の家族。記者の質問に答える横田早紀江さん(中央右)=14日午後、東京・永田町の参院議員会館(酒巻俊介撮影)

 「トランプ大統領が拉致を解決する交渉の場を引き寄せた。後は安倍首相の仕事。時間がかかってもやり遂げてほしい」。明弘さんはきっぱりと語る一方で、「見ての通り、自分らもいよいよ倒れかかってる。早くやってほしいという本音もある」とつぶやいた。

「40年の重み感じて」

 拉致問題が膠着(こうちゃく)する中で“節目”を迎えてしまう事件もある。田口八重子さん(62)=同(22)=は今月、拉致から40年となる。家族会代表で兄の飯塚繁雄さん(80)は「40年間、監禁を強いられている。本当にあり得ないことだ」と怒りを込める。

 飯塚さんは「私たちに節目などない。毎日が節目だ」と語る。「八重子が帰ってきても60歳を過ぎている。『ごめんなさい』という言葉しか思い浮かばない。時の重みを感じていただきたい」と呼びかけた。

 8月には鹿児島県で拉致された市川修一さん(63)=同(23)=と増元るみ子さん(64)=同(24)=の事件も発生から40年となる。るみ子さんの母、信子さんは昨年、90歳で死去。父、正一さんは14年に亡くなっており、両親ともに再会を果たせなかった。

 「今の情勢を見ると、母はもう少し生きていてほしかった」。弟、照明さん(62)は無念をにじませながら「今の首相を信じるしかない。姉に北朝鮮の厳しい冬をもう一度、越えさせたくはない。それを考えると、今年中に絶対解決してほしい」と訴えた。

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