PR

ニュース 国際

【米朝首脳会談】具体性に欠けた共同声明 トランプ氏、直感で合意? 北のシナリオを既成事実化

Messenger

 首脳会談の直前まで、米国は北朝鮮との実務協議を重ね、相応の具体的な合意が展望されていた。しかし、共同声明は非核化をめぐる期限や検証について一切触れていない。

 米朝首脳会談を終えたトランプ氏は12日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との電話会談で「実務陣ではでき難い、期待以上の成果を今回の会談ではできた」と語ったという。その言葉からは、トランプ氏が首脳会談まで積み重ねた実務協議をあまり考慮せずに、金正恩氏との直談判に臨み、慎重さを欠き直感で包括的な合意に至った可能性も否定できない。

 さらに、金正恩氏と再会を約束して別れたトランプ氏は、記者会見で金正恩氏を激賞するだけでなく、米韓合同軍事演習を中止する意向や、将来的な在韓米軍の縮小、撤収の可能性まで口にした。金正恩氏にとり、共同声明をはるかに超える最高のリップサービスであり、プレゼントだ。

 案の定、朝鮮中央通信など北朝鮮メディアは13日朝早速、「トランプ米大統領が、朝米対話が行われている間は、米韓合同軍事演習を中止する意向を表明した」と報じた。

 米朝首脳会談では朝鮮戦争の終戦宣言が出されなかった。北朝鮮は終戦宣言を理由に、米韓演習の中止や在韓米軍の撤退を求めるというシナリオを描いていたとみられる。こうした展望は、トランプ氏の想定外の発言によって既成事実化され、一気に現実味を帯びたものになった。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ