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マケドニア、「北マケドニア」へ国名変更合意 ギリシャとの四半世紀以上の論争決着へ前進

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 【ベルリン=宮下日出男】バルカン半島のマケドニアとギリシャとの間で論争が続いていた「マケドニア」という名前について、両国首脳は12日、マケドニア側が「北マケドニア共和国」に国名を変更することで合意したと発表した。マケドニアが旧ユーゴスラビアから独立して以降、四半世紀以上に及ぶ対立は解決に向けて大きく前進した。

 マケドニアとしては、国名問題をめぐるギリシャの反対で膠着(こうちゃく)していた北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)への加盟実現に近づくことになる。ロシアによるバルカン半島への影響力拡大を警戒する欧米も国名問題の決着を後押ししていた。

 マケドニアは1991年の独立に伴い、国名を「マケドニア共和国」と憲法で定めたが、同名の地域を国内に抱えるギリシャが領土的野心を示すと強く反発。マケドニアはこのため、国連加盟の際、「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国」との暫定名称を使用した。

 アレクサンダー大王が大帝国を築いた古代王国に由来するマケドニアはもともとギリシャやブルガリアなどにもまたがる地域。ギリシャとマケドニアは「北マケドニア」と地域を限定することで折り合った。

 マケドニアは今後、国会で国名変更のための憲法改正手続きをとり、国民投票を実施する方針。ギリシャも国会の同意を求める。ただ、両国内ともに異論も強く、承認が得られるかはなお予断できない。

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