産経ニュース

【ポトマック通信】米朝の専用機に共通する〝悩み〟 それは…

ニュース 国際

記事詳細

更新

【ポトマック通信】
米朝の専用機に共通する〝悩み〟 それは…

米大統領専用機「エアフォースワン」 米大統領専用機「エアフォースワン」

 米朝首脳会談では、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の老朽化した専用機(俗称・エアフォースウン)がシンガポールにたどり着けるかどうかがひとしきり話題となった。しかし、老朽化という点では、実はトランプ米大統領の専用機である本家「エアフォースワン」も引けをとらない。

 現在の米大統領専用機はボーイング747-200B(ジャンボ)を改造した「VC-25」と呼ばれる機種で、1990年に運用を開始。設計上の耐用年数は30年で間もなく寿命を迎えるため、米政府は後継機に同じジャンボの最新型の導入計画を進めている。

 しかしトランプ氏は、購入費用が高すぎると不満を述べ、値切り交渉で計画は停滞しているもようだ。ただ、要人の専用機に関しては多少の費用は惜しまない方がいいと思う。

 約10年前に当時のゲーツ国防長官のアジア歴訪に同行した際、一緒に乗った長官専用機が訪問先のシンガポールで故障を起こし、修理のため一行が何泊か足止めされる事態となった。

 この専用機はジャンボを改造した空中作戦司令機E4で、核戦争の際は大統領らが乗り込んで指揮をとる重要な機体なのだが、初飛行は何と1974年の大ベテラン。世界最強の軍隊の最高司令官の搭乗機がこんな調子では、北朝鮮を笑えまい。(黒瀬悦成)

「ニュース」のランキング