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【米朝首脳会談】韓国、会談を称賛 文在寅大統領は次の「終戦宣言」に意欲か

 12日、トランプ米大統領と電話会談する韓国の文在寅大統領(右)=ソウル(韓国大統領府提供・共同)
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 【ソウル=名村隆寛】韓国大統領府は12日、米朝首脳会談の結果に対する文在寅大統領の談話を発表。文氏は「地球上の最後の冷戦を解く世界的な記録となるだろう」と高く評価し米朝両首脳を称賛した。

 文氏はこの日、大統領府で閣議を開き、米朝首脳会談の様子をテレビ画面を通し、閣僚らとともに見守った。文氏は、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が握手する場面に、満足そうな笑みを浮かべた。文氏は「韓国国民の関心はすべてシンガポールにあるのではないか。私も昨夜はよく眠れなかった」と語った。

 2月の平昌五輪への北朝鮮の参加を機に、米朝の仲介役を務めてきた文氏は、4月末に板門店で行った南北首脳会談を米朝首脳会談実現に向けたものと位置づけていた。今回、米朝会談への介入は控え、会談をソウルで見つめた文氏にとって、初の米朝首脳会談が無事に実現しただけでも感慨深いものだったようだ。

 4月末の南北首脳会談で合意した板門店宣言には「年内に終戦宣言をし、休戦協定を平和協定に転換するため、南北と米の3者、または南北と米中の4者会談を推進する」ことが盛り込まれた。文氏は5月末の金正恩氏との2回目の首脳会談を受け、米朝会談の成功を前提に「南北米首脳会談を通し(朝鮮戦争の)終戦宣言を進めたい」と意欲を示していた。

 米朝首脳会談が“成功”したことで、文氏は自身の目標である終戦宣言の実現に加わることができる可能性が再び出てきたわけだ。

 韓国では早くも、中断している南北経済協力事業の開城工業団地の再稼働への期待も起きており、対北制裁のムードは薄らぎ始めている。米朝首脳会談に気をよくした文在寅政権が、対北融和姿勢にさらに傾斜しそうな雲行きだ。

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