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【米朝首脳会談】金正恩氏動向…“指標”は2人のカメラマン

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【米朝首脳会談】
金正恩氏動向…“指標”は2人のカメラマン

セントレジスホテルを出る北朝鮮の車列に乗るカメラマンら=10日午後、シンガポール(鳥越瑞絵撮影) セントレジスホテルを出る北朝鮮の車列に乗るカメラマンら=10日午後、シンガポール(鳥越瑞絵撮影)

 【シンガポール=時吉達也、吉村英輝】米朝首脳会談が迫った11日、北朝鮮の一行が宿泊するシンガポール中心部のセントレジスホテル周辺では、報道陣や市民が、厳重な警備越しに動静を見守った。歴史的会談を成功させるため北朝鮮は、大量の人員を導入して準備に余念がないが、全ての決定権を握る金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は姿を見せずに沈黙を守った。

 「彼らがいないから、今日は正恩氏の動きがないんだろう」。同ホテル近くで韓国の放送局の男性はこうつぶやき、つまらなそうにたばこをふかした。

 彼らとは、金日成・金正日両氏の肖像をかたどったバッジを胸につけた、北朝鮮の2人のカメラマン。10日に現地入りした正恩氏ら一行の一挙手一投足を撮影し、正恩氏が外出する際にも先に車列で待ち受けていた。北朝鮮以外の各国メディアは、正恩氏の動向を探る指標としているようだ。

 同ホテルでは、他の宿泊客にも正恩氏の撮影を固く禁じるなど、同氏の様子は外部からはうかがえない。

 正恩氏には、100人以上の当局者や警護官らが同行。安全管理のためか、本国から食料も運び込んだという。排出物から体調情報が漏れないよう、正恩氏の移動式トイレも持ち込む念の入れようだ。

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