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上海協力機構、イラン核合意の順守要求 「青島宣言」中露が米を牽制

上海協力機構の首脳会議後、共同記者会見であいさつする中国の習近平国家主席=10日、中国山東省青島(共同)
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 【北京=西見由章】中国とロシア、中央・南アジア6カ国で構成する上海協力機構(SCO)首脳会議は中国山東省青島で10日、加盟8カ国が「青島宣言」を採択し、2日間の日程を終えた。宣言は北朝鮮の核問題について「対話を通じた外交的手段によってしか解決できない」と軍事圧力を放棄しない米国を牽制。米国が離脱を表明したイラン核合意に関しても「履行継続は非常に重要であり、参加国が義務を順守するよう呼びかける」と訴えた。

 中国の習近平国家主席は閉幕後にイランのロウハニ大統領と首脳会談を行い、核合意の履行継続に向けて双方が協力を強めることで一致した。習氏は核合意が「中東地域の平和と安定や国際的な核不拡散体制の維持に資する」と言及。ロウハニ師も「核合意の存続は困難に直面しており、中国を含む国際社会が積極的な役割を果たしてほしい」と支持を求めた。

 習氏は会議で、インドとパキスタンの両首脳が正式加盟後に初めて参加したことを受けて「メンバー拡大による潜在力と機会をより多くの成果に変えなければならない」と強調。SCOについて「国際影響力が絶えず向上している」と誇示し「団結強化」をアピールした。ただ、青島宣言では加盟国のうちインドだけが中国提唱の経済圏構想「一帯一路」への支持を表明しなかった。

 会議では来年のSCO首脳会議をキルギスで開催することを決定。準加盟国イランの正式加盟に向けても議論したとみられる。

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