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【特派員発】NATOサイバー演習、迫真のウォーゲーム 対露最前線エストニア 岡部伸

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【特派員発】
NATOサイバー演習、迫真のウォーゲーム 対露最前線エストニア 岡部伸

 -今回の演習の特徴は?

 「第4世代移動通信システム(4G)、水道、電気、無人機(ドローン)といった重大なインフラを対象にしたのは特別だ。西側諸国の政府機関などへのサイバー攻撃は日常的に発生しているが、対策が取られているため、甚大な被害は出ていない。現在の最大の脅威は、市民生活に死活的に重要なインフラへの攻撃だ。銀行、空港、駅、発電所などは1970年代に設置され老朽化しているところに、近年のデジタル化の普及で、サイバー防衛が脆弱になっている。サイバー攻撃は弱点を見つけて仕掛けて来る」

 -インフラ破壊はなぜ脅威なのか?

 「生活インフラが混乱すれば、水質汚染などで市民の健康状態に支障をきたす。不満も高まり、反体制暴動が発生し、政権転覆につながりかねない。英国では水や医療機関が狙われた。2015年と16年、ウクライナではロシアに変電所が攻撃され、大規模停電が発生した。ロシアが情報通信インフラを標的にしていると米英政府が警告したように電力、水道、交通インフラを狙ったサイバー攻撃は、いつ起きてもおかしくない」

 -安倍晋三首相が1月に訪れ、来年から日本と豪州がセンターの組織に参加することが承認されたが。

 「歓迎する。NATO外の国の参加を非常にうれしく思う。サイバー防衛協力の強い在り方を世界に示すことになる」

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