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【特派員発】NATOサイバー演習、迫真のウォーゲーム 対露最前線エストニア 岡部伸

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 エストニアはじめバルト三国がこうしたロシアの脅威に直面するのは、欧州とロシアの間で揺れ動いてきたという歴史的、地政学的な背景があるからだ。

 バルト海の交易地として発展してきた首都タリン。世界遺産に指定された城塞都市の旧市街は、ドイツのハンザ同盟の都市だった中世の面影を色濃く残す一方で、たまねぎ頭の「アレクサンドルネフスキー聖堂」は、その後、帝政ロシアの一部となったことを示している。

 エストニアは、ちょうど100年前の1918年にロシア帝国から独立したが、第二次大戦中にソ連にまたも併合された。そして、ソ連崩壊を前に1991年に独立を回復し、2004年にはNATOと欧州連合(EU)に加盟した。

 大型ショッピングセンターには欧米資本が立ち並び、欧州回帰が進んでいることを物語る。首都のロシア系住民が約4割を占める中、エストニアなどバルト三国はNATOの「対露防衛の最前線」になっているのだ。

ライフラインを守れ

 演習で、室内に並べられた機器は、空軍基地で実際に使われているシステムやソフトウエアを再現した電気、水道、情報通信などのインフラシステム約4500を搭載している。

 官民参加者による「レッド・チーム」がインターネット・サービスプロバイダー(ISP)や発電所、水道施設などのインフラ、無人機(ドローン)などに約2500のハッカー攻撃を仕掛けた。

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