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台湾本島防衛を想定 活発化する中国軍に対抗の演習公開

7日、台湾中部・清泉崗空軍基地で行われた演習で、フレアを出して戦線を離脱するF16戦闘機(田中靖人撮影)
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 【台中=田中靖人】台湾の蔡英文総統は7日、中部・台中の清泉崗空軍基地で、中国の空挺(くうてい)部隊から同基地を奪還する演習を視察した。毎年この時期に行う実動演習の一環だが、中国軍が台湾周辺で活動を活発化させていることを受け、今年は台湾本島への侵攻を想定した実戦的な演習項目を相次いで公開した。

 中国が台湾を本格侵攻する際には、本島西海岸からの上陸に加え、上陸地点近くの滑走路や港湾を同時に占拠し、後続部隊の投入拠点とすることが想定されている。

 演習には陸空軍の約4100人が参加。中国軍役の部隊が輸送機からの落下傘降下やヘリによる急襲で基地を占拠。これに空軍の戦闘機や戦闘ヘリが反撃し、特殊部隊や戦車が施設を奪還する過程を実演した。

 演習はアフリカで唯一、台湾と外交関係があるスワジランド(エスワティニ)の国王も視察。蔡氏は「軍の戦力は民主主義と自由の後ろ盾だ」と訓示した。

 陸軍は5日、台北郊外の河口で台北防衛演習を公開。同日には蔡氏が南部で自主開発の地対空ミサイル「天弓1型」などの実弾迎撃を視察した。中国軍の爆撃機H6などがバシー海峡や台湾東部に進出していることを念頭に置いたものとみられる。年次演習「漢光34号」の実動演習は8日まで行われる。

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