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天安門事件29年、細る香港ろうそく集会 主催者「広範な支持を」

 天安門事件から29年となった4日夜、ろうそくをともして犠牲者を追悼する女性ら=香港のビクトリア公園(共同)
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 【香港=藤本欣也】中国当局が学生らの民主化運動を武力弾圧した天安門事件から29年を迎えた4日、一国二制度下の香港では恒例のろうそく集会が開催され、参加者が犠牲者を追悼し中国の民主化を求めた。香港では昨年7月に死去した中国民主活動家で、ノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏の像が設置されるなど、北京で軟禁されている妻、劉霞さんの解放を求める声が高まっている。

 天安門事件翌年の1990年から続く同集会には、劉暁波氏らが中国の民主化を求める「08憲章」を起草し拘束された2008年末の翌年に主催者発表で約15万人が参加。14年には過去最多の約18万人が参加したが、それをピークに年々減少し、昨年は約11万人と09年以降で最少となった。

 理由としては、14年9月から12月にかけて、学生たちが香港行政長官選挙の民主化を求めて繰り広げた「雨傘運動」の挫折が指摘される。学生たちが「中国の民主化よりも香港の民主化を優先すべきだ」と主張し、天安門事件関連行事への組織的な参加を見送っているためだ。

 今年も主要大学の学生会はろうそく集会への不参加を決定したが、集会の主催者である「香港市民愛国民主運動支援連合会」では、「来年の天安門事件30年に向けて広範に支持を呼びかけていきたい」と話す。

 こうした中、香港の繁華街に5月末、劉暁波氏の像が民主活動家らによって設置された。劉暁波氏死去1年の7月13日まで設置し、妻の劉霞さんの解放を求める運動を進める計画だ。

 劉暁波氏は1989年の中国での民主化運動の高まりを受けて留学先の米国から帰国、天安門広場に駆けつけた。劉霞さんは夫が獄中でノーベル平和賞を受賞した2010年以来、7年以上にわたり北京の自宅で軟禁されている。

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