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厳戒の天安門広場、産経記者の入場拒否 事件から29年、当局監視強化

事件から29年を迎えた、北京の天安門広場=4日(共同)
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 【北京=西見由章、台北=田中靖人】天安門事件から29年を迎えた4日、北京の天安門広場周辺では、追悼活動を阻止するために警察当局が厳戒態勢を敷いた。

 中国の警察当局は3日以降、天安門広場を訪れる観光客らに身分証の提示を要求。産経新聞の記者は4日、「不要な面倒を避けるため」などとして入場を拒否された。軍隊の発砲で多数の死傷者が出た地下鉄木●(=木へんに犀)地(もくせいち)駅周辺でも、私服警官が監視の目を光らせた。

 事件で銃弾を受けて左足を切断し、真相解明を求めている斉志勇氏(62)は先月、人工透析先の北京の病院で転倒し骨折、入院したが「病院内でも当局の監視がついている」と訴える。

 中国外務省の華春瑩報道官は4日の記者会見で、天安門事件に関して「前世紀80年代末に発生した政治風波(騒ぎ)について、中国政府はすでに明確な結論を出している」と従来の見解を繰り返した。

 台湾の蔡英文総統は4日、フェイスブックに「中国人民」に向けた一文を投稿、「北京当局が事件を正視できれば、不幸な歴史は中国が自由と民主主義に向かう礎となるだろう」と述べた。投稿は中国で用いる簡体字で書かれ、台湾当局が過去の人権弾圧事件の真相究明や補償に取り組んできたことなどを紹介した。

 一方、与党、民主進歩党は4日の声明で、中国当局は「強力な手段で人民の自由と権利を圧迫している」と指摘。中国が進める「中華民族の復興」は「普遍的な価値と人類の文明への挑戦だ」と批判した。

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