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【緊迫・南シナ海】南シナ海軍事拠点化はインド太平洋戦略と「完全に対立」 マティス米国防長官が中国を牽制

マティス米国防長官=2日、シンガポール(共同)
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 【シンガポール=吉村英輝】マティス米国防長官は2日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議(シャングリラ対話)で講演し、トランプ政権が掲げる「自由で開かれたインド太平洋地域」の実現に向け、米国が同地域に留まって指導力を発揮する意思を強調した。その上で、造成した人工島の軍事拠点化を進める中国の南シナ海政策が、この戦略に「完全に対立する」と強く牽制した。

 マティス氏は、習近平国家主席が南シナ海の軍事化を否定した2015年9月の米中首脳会談での発言を守るべきだとした。また、米海軍が各国海軍と今年予定する「環太平洋合同演習」(リムパック)へ中国海軍招待を取り消したのは、「透明性と協力という演習の目的と一致しないからだ」と説明した。

 中国側出席者は、米国が「航行の自由作戦」の名の下に南シナ海の軍事拠点化を進めていると反論。これに対し、マティス氏は、中国が主張する南シナ海の管轄権を全面否定した、オランダ・ハーグの仲裁裁判所の裁定に言及。全ての国が同海を航行できるよう、国際法に従い作戦を継続するとした。

 会議に参加している、中国軍のシンクタンク、軍事科学院の何雷副院長(中将)は記者団に、南シナ海に造成した人工島の兵器配置などは「中国の主権内であり、国際法でも許される」と反発した。

 一方、マティス氏は質疑応答で、在韓米軍に関する問題は、米朝首脳会談の「議題に上がらない」と述べた。

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