産経ニュース

パリの不法移民の「スパイダーマン」、子供救出のお手柄 マクロン大統領が謝意、仏市民権を付与

ニュース 国際

記事詳細

更新


パリの不法移民の「スパイダーマン」、子供救出のお手柄 マクロン大統領が謝意、仏市民権を付与

パリ北部で26日、マンションの外壁をベランダ伝いによじ登り、男児の救出に向かうガサマさん=動画投稿サイトより(AP) パリ北部で26日、マンションの外壁をベランダ伝いによじ登り、男児の救出に向かうガサマさん=動画投稿サイトより(AP)

 【パリ=三井美奈】マクロン仏大統領は28日、パリ北部で共同住宅5階に素手でよじ登ってベランダから転落しそうになっていた4歳の男児を救出した不法移民の男性を大統領府に招き、感謝の印として仏市民権を付与する意向を示した。

 男性はマムドゥー・ガサマさん(22)。26日午後、たまたま前を通りかかった共同住宅の5階のベランダで男児が手すりに片手でつかまり、宙づりになっているのを発見。数分のうちに外壁を登り、子供を引っ張り上げた。その様子はインターネットの動画で広がり、「スパイダーマンの活躍」として計百万回以上のアクセスがあった。

 ガサマさんはアフリカ西部マリ出身。地中海を渡って昨年9月にフランスに入国し、パリ郊外に住みながら建築現場で不法就労していた。滞在資格などを申請中だったという。

 大統領は28日、ガサマさんと会談し、「あなたはみんなの模範。国が感謝するのは当然のこと」と勇気を称え、救急隊員として働いて欲しいと述べた。ガサマさんには今週にも滞在許可が与えられ、続いて市民権が付与される見込み。ガサマさんは「子供が好きなので、助けたかった。とっさのことで危険は考えなかった」と話した。

このニュースの写真

  • パリの不法移民の「スパイダーマン」、子供救出のお手柄 マクロン大統領が謝意、仏市民権を付与

「ニュース」のランキング