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【新聞に喝!】日本はどう立ち振る舞うべきか 米中対立激化、巨視的な報道を ブロガー・投資家・山本一郎

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【新聞に喝!】
日本はどう立ち振る舞うべきか 米中対立激化、巨視的な報道を ブロガー・投資家・山本一郎

山本一郎氏 山本一郎氏

 まず、北朝鮮問題については日本にはそもそも国交もなく、北朝鮮に条件交渉をする正規のルートもなければ交易封鎖をし得る実効的な軍事力も持ち合わせていません。あくまで国連や関係国との間で北朝鮮制裁の維持・強化をお願いすることしかできません。

 また、米中貿易戦争に関して日本もまた中国が最大貿易相手国であり受益する立場であって、本当に両国間で問題が決裂するとアベノミクス効果どころの騒ぎではない破滅的な景気低迷に見舞われる可能性はあります。一方で、日本は人権や民主主義といった普遍的な価値を尊重する国である以上、いかに経済的に、あるいは科学的に中国が躍進を遂げているとしても安易に妥協できない一線は明確にあります。戦争を全力で回避しつつ、日本が国民と財産を守るために何ができるのか本気で考えなければいけない時期にあるのです。

 足元では米国が「危険な製品だ」と名指しする中国通信企業の機器が日本の重要インフラの一部をすでに担ってしまっている状態で、また活況を呈する不動産やコンテンツファンドでは中国系資本を受けています。米国とも中国とも経済的に一体不可分となりつつある状況で、わが国がどのような道を歩むべきなのかこそ、本来国民がわがこととして考え議論しなければならないことではないかと思うのですが。

                  

【プロフィル】山本一郎

 やまもと・いちろう 昭和48年、東京都出身。慶応大卒。専門は投資システム構築や社会調査。

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