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【米朝会談中止】
韓国、「仲介役」の面目失う

軍事境界線近くを散策する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(左)と韓国の文在寅大統領=27日、板門店(韓国共同写真記者団・共同) 軍事境界線近くを散策する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(左)と韓国の文在寅大統領=27日、板門店(韓国共同写真記者団・共同)

 米朝首脳会談の中止に、米朝間の「仲介役」を自任していた韓国の文在寅大統領は、面目が完全に潰れてしまった。

 韓国政府は24日、北朝鮮での核実験場爆破を前に「今回の措置が後の非核化の、完全な非核化のための契機となるよう期待している」(韓国外務省報道官)と北朝鮮の予定通りの行動を見守り、爆破後には歓迎を表明した。ところが一瞬で喜びは落胆に変わった。

 文氏は金正恩朝鮮労働党委員長が1月の「新年の辞」で南北関係改善に意欲を示して以来、平昌五輪への北朝鮮の参加や芸術団の派遣など、北朝鮮の要求を全面的に受け入れ対話に応じてきた。

 平昌五輪の開幕式ではペンス米副大統領に金正恩氏の妹、金与正(ヨジョン)氏ら北朝鮮代表団を引き合わせようともした文氏。南北和解の好機を信じ、金正恩氏との南北首脳会談を実現させ、板門店宣言も発表した。

 韓国では文氏に対し「世界が注目するわが国の大統領」との評価も出ていた。22日には訪米し、米朝首脳会談の成功に向けてトランプ米大統領と会談したばかりだった。

 南北首脳会談を米朝首脳会談につなげるものと位置付け、ひたすら米朝の仲介者に徹した文氏が、窮地に追い込まれた金正恩氏同様、大きな衝撃を受けたことは必至だ。

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