【激動・朝鮮半島】北朝鮮が核実験場の坑道爆破を実施 外国報道陣に公開
【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮は24日、北東部、豊渓里(プンゲリ)にある核実験場の坑道を爆破した。AP通信などが報じた。実験場の廃棄式典は午前11時に始まり、昨年の6回目の核実験などが行われた坑道や地上の観測施設を爆破。午後4時17分までにこれまで未使用の2つの坑道も爆破された。
韓国や米国、中国など5カ国メディアの報道陣が、プレスセンターが置かれた東部、元山から専用列車などを乗り継いで現場入りしており、廃棄の模様を見守った。
北朝鮮は、廃棄を核実験中止の透明性を保証するため、「わが国が主導的に講じる極めて重大な措置」と強調。非核化意思を目に見える形で示し、6月に予定された米朝首脳会談を優位に進めるのが狙いだ。
金正恩朝鮮労働党委員長が立ち合ったかも注目されている。
豊渓里には、計4つの坑道があるとされるが、北朝鮮は、全ての坑道を爆破・崩落させ、入り口を完全に封鎖した後、観測施設など地上の施設を撤去する手順で封鎖を行うと説明していた。
韓国統一省当局者は24日、気象状況から廃棄が24日中に行われる確率が高いとの見通しを示していた。北朝鮮は実施期間を25日までとしていたが、現地は25日午後から雨が降る予報だった。
外国報道陣は、通信機器の持ち込みが制限されているともみられ、詳細な報道や映像の配信が25日以降にずれ込む可能性もある。
