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【私の拉致取材特別編(2)】早紀江さん「本当にいいんですか、という怒りが大きな力になった」…金賢姫元工作員に娘の姿を重ねた母

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 早紀江「それまでは、全くといってよいほど、何も分からなくて…」

 阿部「情報の中にあった『拉致された少女は双子』という文言。実際はめぐみちゃんは双子の弟さんがいた。滋さんは双子と聞き、すぐ『めぐみに間違いがない』と思ったそうですね」

 早紀江「半々でしたよ。夫も私も、確信めいたものがありつつも、本当に、そんなとんでもないことがあるものだろうかと、深く悩みました」

 阿部「97年2月3日にめぐみちゃんのことが報道されるが、その前に、拉致されたとの情報は日本に来ていて、政府も知っている、となったわけです」

 早紀江「警察にも情報が来ていたという話ですよね」

 阿部「最初にお会いした頃、普通のやさしいお父さん、お母さんだと思った。いろいろご一緒しているうち『こんなに強く、子供のことを思って、親は身を削れるものなのだろうか』と感じ入った」

 早紀江「親はだれでもそうなると思います。やりますよ。気が狂うほど。絶対に。振り返るとなぜ、がんばりすぎるくらいやれたのか、自分でもよく分からないことがあります。かわいそうなだけじゃなく、『こんなことが、この平和の中で、パッとやられてしまうのか』という現実への悔しさがあったように感じます。たくさんの人が次から次へと北朝鮮に連れて行かれ、何も分からないままにされている。そんな人生を歩まされている。それで本当にいいんですか、という怒りが大きな力になりました」

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