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【米韓首脳会談】米、北に「一括非核化」を要求 会談延期の可能性も表明 トランプ氏、中国に不満

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は22日、ホワイトハウスで韓国の文在寅大統領と会談した。トランプ氏は6月12日にシンガポールで予定される米朝首脳会談で、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に「極めて短期間」での「一括的な非核化」を要求する意向を表明した。一方で、北朝鮮の出方次第では会談の中止または延期もあり得ると強調した。

 トランプ氏は文氏との会談の冒頭、約35分間にわたって記者団の質問に答え、米朝首脳会談が「実現すれば素晴らしいが、開かれなくても構わない」と述べ、先に会談中止の可能性に言及するなど強硬姿勢に転じた北朝鮮を牽制した。

 トランプ氏はその上で、米国が要求する条件に金氏が応じない場合は、会談を開けない可能性は「十分にある」としつつ、仮に6月12日に会談できなかったとしても、時期をずらして会談する可能性も「多分にある」とした。北朝鮮に対する要求条件の具体的内容は明らかにしなかった。

 これに対し、ポンペオ国務長官は22日、国務省での記者会見で「6月12日の会談実現に向け取り組んでいる」と指摘。サンダース大統領報道官も同日、「会談の準備は進める。北朝鮮が会いたいのなら応じる用意がある」と強調した。

 一方、米朝会談の「仲介役」を自任する文氏は記者団に「トランプ大統領が米朝会談を成功させ、朝鮮戦争を終結させ、北朝鮮を完全に非核化させて恒久的な平和的体制を樹立し、米朝関係を正常化させるという歴史的偉業を達成すると強く確信している」と絶賛し、トランプ氏に事態の外交的解決を強く促した。

 トランプ氏はまた、北朝鮮の強硬姿勢に関し、金氏が中国の習近平国家主席と5月上旬に2度目の首脳会談を行ってから態度が変化したと指摘し、「愉快ではない」と語った。

 同氏はさらに金氏が完全非核化に踏み切れば「身の安全を保証する」と強調。体制保証に関しては「当初から(北朝鮮と)話し合っていた」とし、完全非核化を受けて日本や韓国、中国から投資が流れ込み、北朝鮮は発展すると訴えた。

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