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【カンヌ映画祭】是枝裕和監督 「いろんな家族の姿見えてくる」

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【カンヌ映画祭】
是枝裕和監督 「いろんな家族の姿見えてくる」

 フランス・カンヌで開催された第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で、最高賞パルムドールに輝いた是枝裕和監督=19日(ゲッティ=共同)  フランス・カンヌで開催された第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で、最高賞パルムドールに輝いた是枝裕和監督=19日(ゲッティ=共同)

 【パリ=三井美奈】「さすがに足が震えています」。日本時間の20日未明に閉幕した第71回カンヌ国際映画祭で、作品「万引き家族」が最高賞「パルムドール」を獲得した是枝裕和監督(55)は、審査員長の女優、ケイト・ブランシェットさんからトロフィーを受け取り、興奮気味に語った。

 授賞式はテレビで生中継された。発表の瞬間、是枝さんは感極まった様子で視線を落とし、関係者らと抱擁を交わした後、舞台に向かった。

 同映画祭で是枝作品の受賞は、主演の柳楽(やぎら)優弥さんが男優賞を受賞した「誰も知らない」(平成16年)、審査員賞の「そして父になる」(25年)に続いて3度目で、いずれも「家族」がテーマ。記者会見で家族へのこだわりを質問されると、「年齢を重ねると、いろんな家族の形が見えてくる。今の社会の中で隅に追いやられている、見過ごしてしまうかもしれない家族の姿をどう可視化するかを考えています」と語った。

 自身の少年時代について「押し入れに宝物と教科書を持ち込んで自分の部屋にしていた」と回想。当時の体験が家族に対する視点につながったとした上で「万引はしていません」と付け加え、会場を沸かせた。

 同作品について、仏紙フィガロは「家族が寄り添い、愛し合う幸せに、戸籍は関係ないということが伝わってくる」と評価。仏誌パリマッチは「社会から脱落し、時に盗みを働いて生活苦と闘う人たちを、是枝監督は愛情を持って描いた」と評した。

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