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【イラン核合意離脱】欧州とイラン、経済関係維持へ 外相会合で一致 数週間で解決策を模索

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【イラン核合意離脱】
欧州とイラン、経済関係維持へ 外相会合で一致 数週間で解決策を模索

 【ベルリン=宮下日出男】米国が離脱表明したイラン核合意をめぐり、英仏独と欧州連合(EU)は15日、イランと外相会合をブリュッセルで開き、米国抜きの核合意継続に向け、欧州とイランの経済関係を維持するための解決策を今後数週間で見いだす方針で一致した。

 米国が核合意に伴って解除している制裁を再開すれば、イランの経済が打撃を受け、進出する欧州企業にも影響が及ぶとされる。このため、イラン側は合意継続には制裁解除による利益が保護されることが必要と主張している。

 米国はイランの原油・金融部門などを制裁対象としており、会合後に記者会見したEUのモゲリーニ外交安全保障上級代表は検討課題として、イランの原油や関連製品の輸出、イランの銀行との取引を維持する手段などを挙げた。

 欧州企業がすでにイラン側と契約した投資の継続も目指す。欧州側とイランは15日、専門家レベルによる具体的な検討も開始した。

 モゲリーニ氏は「われわれは合意を存続させる決意だ」と述べ、残る合意当事国の中露とも協力し、当事国で構成する共同委員会を来週開く意向を示した。イランのザリフ外相は「正しい方向に向かっているが、多くのことは数週間で何ができるかにかかっている」と語った。

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