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伊ポピュリスト政党、右派と連立協議 「数日必要」決裂すれば再選挙か

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伊ポピュリスト政党、右派と連立協議 「数日必要」決裂すれば再選挙か

セルジオ・マッタレッラ大統領と会談した後、記者会見する右派「同盟」のマッテオ・サルビーニ書記長=14日、伊ローマのクイリナーレ宮殿(AP) セルジオ・マッタレッラ大統領と会談した後、記者会見する右派「同盟」のマッテオ・サルビーニ書記長=14日、伊ローマのクイリナーレ宮殿(AP)

 【パリ=三井美奈】3月に行われたイタリア総選挙で第一党になったポピュリスト(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」、右派「同盟」の両党代表が14日、連立政権樹立に向けて、マッタレッラ大統領とそれぞれ会談した。五つ星代表のディマイオ氏は記者団に、連立交渉を詰めるため、「大統領に『あと数日必要だ』と伝えた」と述べた。

 両党は12、13の両日に交渉を行い、大筋合意ができたと表明した。だが、次期首相候補については協議が続いており、党外からの起用も検討しているもよう。同国メディアは経済学者の名前が浮上したと伝えた。五つ星は政権発足の前に、インターネットで党内に是非を問うと表明している。

 両党の交渉が不調に終わった場合、再選挙の可能性が高まる。大統領は今月7日、来年の予算を成立させるため、専門家による暫定政権の樹立を提案し、合意が得られない場合は再選挙を行う方針を示していた。

 両党は共に、欧州連合(EU)の緊縮路線を批判し、大型減税や低所得者支援を公約する。連立政権が樹立されれば、イタリアの財政再建は絶望的となり、欧州経済の大きな不安材料となる。

 同盟は当初、ベルルスコーニ元首相が率いる「フォルツァ・イタリア」との中道右派連合を重視し、五つ星との連立は排除していた。だが、ベルルスコーニ氏が今月、「五つ星と同盟の連立に反対しない」と表明したため、五つ星との連立交渉に入った。

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