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中国機、窓ガラスが割れて副操縦士が外へ…“奇跡”の緊急着陸

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中国機、窓ガラスが割れて副操縦士が外へ…“奇跡”の緊急着陸

14日、中国四川省成都の空港に着陸する操縦席の窓ガラス(右)が割れて落下した四川航空機(新華社=共同) 14日、中国四川省成都の空港に着陸する操縦席の窓ガラス(右)が割れて落下した四川航空機(新華社=共同)

 【北京=藤本欣也】中国の旅客機が高度約9800メートルを飛行中に突然、操縦室の窓ガラスが破損、副操縦士が機外に吸い出されそうになり機体が急降下しながらも、機長の手動操縦により空港に緊急着陸した。2009年に米ニューヨークで起きた飛行機事故の生還劇になぞらえて、「中国版“ハドソン川の奇跡”だ」と機長が称賛されている。

 15日の中国メディアの報道によると、四川航空のエアバスA319型機(乗客・乗員128人)が14日午前6時26分、チベット自治区ラサに向けて重慶の空港を離陸。時速800~900キロで飛行していた午前7時すぎ、「耳をつんざくような音が操縦室内でしたかと思うと、右側の窓ガラスが割れて、副操縦士の上半身が機外に吸い出されていた」(劉伝健機長)。

 気圧の急低下によるもので、副操縦士はシートベルトをしていたため転落を免れた。劉機長は何とか副操縦士を席に戻したものの、騒音で地上からの無線の音声は聞こえず計器も故障。操縦室内の気温は零下30度まで急低下した。機体は5、6秒、急降下したという。

 しかし劉機長は手動で機体を安定させることに成功、午前7時46分、四川省成都の空港に緊急着陸。乗客119人のうち29人が病院に運ばれたが、大きなけがはなかった。

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